正しい健康法 何を食べればいいの?

世の中、健康療法・食餌療法はたくさんあるけれど、同じ「健康」を目指していても正反対の健康法や意見も多い。その時代には「当然」と思われていたものが、後に覆ることもあるけれど、同時代に正反対の意見がどちらも知られていると、何が正しいのか分からなくなる。

よく知られているのは、マクロビオティックでは加熱が基本だけど、ローフードや酵素健康派は生野菜こそ酵素が多いのでできるだけ加熱しないとする点。

そしてお肉や牛乳、卵などの動物性たんぱく質
一般的には「肉や牛乳、卵は手軽に質のよいたんぱく質や動物性ビタミンを吸収できる優れた食材」と言われている。「日本人が戦後、長生きできるようになったのは、お肉を含めた西洋風の食事を取り入れたから」「長生きするお年寄りはお肉もしっかり食べる」なんて説もある。

けれどこれらは食餌療法や健康法の世界では嫌われている食材。「ガンのもと」「血管を詰まらせる」「人間が牛の乳を飲むのはおかしい」なんて言われたりして、上のマクロビ派もローフード派もそろって「食べちゃ駄目」とここは意見が揃ってる。大体の食事療法系は、魚以外の動物性たんぱく質を避けようっていうのが多いからね…。

他にも前回書いた玄米も、健康にいい、いや悪いと両方の意見がある。

正直、食事療法や健康法に興味を持って、あれこれ知れば知るほど、そういった矛盾をたくさん知るようになる。Aでは駄目と言っている食材をBでは推奨している、なんて珍しくない。

ガンに効くと言われるキノコ類でも、震災後は放射能を吸収しやすいなんて避けられがちだったりする。ガンに効くのかガンになるのか、気にするポイントによって変わってしまうと。

加えて血液型だの陰陽だののタイプによる分類も知ってしまうと、「一般的には健康にいいとされているけれど、あなたのタイプには合いません」なんてものまで出てきて、何を食べていいのか分からなくなる。考えすぎると「これを食べちゃったら、健康によくないのかな…」と病気を呼んでしまう。

健康な時なら「いいとこ取りでいいや」と私のようにゆるく自分に甘くもできるけれど、いざ病気になって「治す」ためにこういった食餌療法に触れると悩むことになるかもしれない。

特にガン(など)で入院すると病棟ではありとあらゆる健康法を試す人と出会うし、「これがいい」というお勧めにあう。みんな病気を治すために必死だから、「自分の信じるものが正しい」というのだけれど、AさんとBさんの健康法は反対の性質があって、両方にいい顔はできないなあ…、なんてことになったり。

また、せっかく何か自分が効くと思う方法を試しているところなのに、反対の「信仰」を持つ相手に強引に論破されて、信心が揺らいでしまったりすることもある。お節介な人は押しが強いから、曖昧だと負けてしまう。

自分とは違ってもスルーできる主義主張と違って、病気の際の健康法は「これで治る」と確信できるような、絶対の正義でなければいけない。実際の面でも、自己暗示を含めた心理的な面でも。

なのに、いざそういう場になると、いろいろと疑心暗鬼になる情報が飛び込んでくる。どの方法が正しい?どの健康法が効くの?

身体が弱っている時こそ、これだと思うものを信じ抜く精神の強さが必要になるのかもしれない。