サメの軟骨(コンドロイチン硫酸)

抗がんサプリの中ではプロポリスやアガリスクなどと共に昔からある定番のひとつ。関節痛や老化の防止などでも健康食品コーナーやドラッグストアの棚にも置いてある。

サメの軟骨はコンドロイチン硫酸が主要成分だが、このコンドロイチン硫酸は人間でもたんぱく質と結合し、コラーゲンと共に皮膚や血管、軟骨などを構成する。組織の保水や弾力などの効果、栄養吸収や代謝など老化を防ぐ様々な働きがある。ただ加齢と共に体内の生産が衰えてくる。そのため軟骨が摩耗し、節々がスムーズに動かなかったり、肌の張りがなくなったりする。

コンドロイチン硫酸は食品などにも含まれているが、食品からの摂取量では老化に追いつけるほど生産量がないので、補うためにサメの軟骨などのサプリメントがあるらしい。

がんに対しては、サメはがんにならないというキャッチコピーでその昔は売り出されていたように思うけれど、その後に調べたところ、腎臓がんやリンパ腫や軟骨腫などが発見されたそう。昔ほどメジャーではなくなったり、老化防止の方を前面に出していたりいるのはそのせいもしれない。

効果としては、主要成分のコンドロイチン硫酸に血管新生の抑制効果があり、それによってがん細胞の増殖を防ぎ、縮小させる…とされる。乳癌や膵臓癌などの例が本には載っていた。ただし下記文献によると、がんに対しては経口摂取では効果がなかったと書かれている。

身も含めてサメは食材にもなっているように、適切に用いるなら安全だそうだけれど、サプリメントは成分を抽出したものなので場合によっては肝炎などの副作用の例もある。不具合が出たら使用はやめた方がいい。

食品では中華の高級食材のフカヒレは、サメのヒレ。安いものはエイなどのニセモノ。フカヒレスープにはコラーゲンが豊富と言われて、こちらも老化防止を求める女性などに人気。

どちらも実際の働きは被っているところもあるものの、コンドロイチン硫酸は軟骨や関節の老化防止がメインで、皮膚の張りつやはコラーゲンと言ったところか。

 

【文献】
国立健康・栄養研究所 サメナンコツ